「コピー・移動」タスク

「コピー・移動」タスクは「対象指定」タスク以降であればどこにでも、いくつでも配置できるタスクです。前タスクの処理した結果を引き継ぎ、コピー・移動処理を行います。

このページでは「コピー・移動」タスクのパラメーターの設定方法を説明します。

パラメータの説明

出力先

コピーまたは移動先のフォルダを指定します。以下の方法で設定できます。

  • 「…」ボタン を押すと表示されるフォルダ選択画面から選択。
  • 直接入力、およびパス文字列のコピー&ペースト。
  • エクスプローラー等からフォルダを ドラッグ&ドロップ
モード

移動、またはコピーを選択します。コピーの場合は元ファイルを削除するチェックが使用可能になります。コピー後、元ファイルを削除したい場合はチェックONしてください。

※「移動」と「コピー&元ファイルを削除するON」では正常終了した場合の結果は同じになりまが、以下の違いがあります。

移動途中でエラーが発生した場合、処理済のファイルは元に戻らない。ただし同ドライブ内での移動は高速に処理される。
コピー&削除全ファイルをコピーしてから削除するので、途中で失敗してもコピー元のフォルダの状態は変わらない

  

上書き

コピー・移動先に既に同名のファイル(フォルダ)があった場合、上書きするかを指定します。

出力フォルダ
元のフォルダ階層を維持する

コピー・移動元のフォルダ階層をそのまま維持してコピー・移動を行なう一般的な方法です。

日付フォルダに出力する

こちらを選択すると、ファイル日時のフォルダを作成しその中にファイルをコピー・移動する事ができます。

日時の種類「作成日時」「更新日時」「アクセス日時」のうちからフォルダ名に使用したい日時の種類を選択します。Exifを使用するチェックをONにするとExifの撮影日時を利用します。※Exif情報を持つ写真ファイルのみ適用されます。
Yearフォルダを作成するONにすると年フォルダを作成します。フォーマットには「日時書式指定文字列」を利用します。
(例 "入力文字" → "実際のフォルダ名")
"yy" → "25"
"yyyy" → "2025"
"yyyy年" → "2025年"
Monthフォルダを作成するONにすると月フォルダを作成します。※年フォルダが作成されている場合はその下に作成されます。年フォルダ同様フォーマットには「日時書式指定文字列」を利用します。
(例 "入力文字" → "実際のフォルダ名")
"MM" → "09"
"MM月" → "09月"
Dayフォルダ設定日時フォルダを作成します。年、月フォルダが作成されている場合はその下に作成します。
(例 "入力文字" → "実際のフォルダ名")
 ”yyyyMMdd” → "20250925"
 ”yyyy年MM月dd日”→ "2025年09月25"
追加文字列」欄に文字列を以下するとDayフォルダ名の最後に文字列を追加できます。
(例 "入力文字" → "実際のフォルダ名")
 "_〇〇小学校運動会" → "20250925_〇〇小学校運動会"
最後にカメラモデル名を付加する
 Dayフォルダの最後のカメラモデル名を追加します 
(例 "入力文字" → "実際のフォルダ名")
  "20250925_〇〇小学校運動会_ILCE-6700"
 ※Exifを使用する」チェックON、かつExif情報を持つファイルにのみ有効です。
撮影日時→
ファイル作成日時にする
コピー・移動後のファイルの作成日時をExif情報の撮影日時に変更します。
作成日時がファイルをコピーした日に変わったしう事がありますが、このチェックをONにするとファイル作成日時=撮影日時に戻す事ができます
「Exifを使用する」チェックON、かつExif情報を持つファイルにのみ有効です。

ヒント

日時書式の指定文字列には、ここで紹介したもの以外にも多くの種類があります。
フォルダ名に時間を含めたり、曜日や年号を付加することも可能です。

詳しく知りたい方は、「日時書式 指定 文字列」などで検索して調べてみてください。

●参考ページをひとつ挙げておきます。

カスタム日時形式文字列 - .NET | Microsoft Learn

カスタム日時書式指定文字列を使用して、DateTime 値または DateTimeOffset 値をテキスト表現に変換したり、日付と時刻の文字列を解析したりする方法について説明します。